夜行列車で行くモグラ駅「土合駅」の夜明け
こんにちは。周りの友達は「仕事の電話が〜」とか「内定が出た〜」とか言ってる人がいる中特に何もしていない東條です。危機感を持て。
さて、結構前の話にはなるんですが去る6月30日に腐れ縁の同志たちと土合駅という辺鄙なところにある駅に行ってきたので、じゃあせっかくなのでこの土合駅どんなとこか紹介しよう!って思い立ってみた次第です。
さて知らない人のためにどう辺鄙なのかをざっくりと解説しましょう。
上り線ホームは地上にあるなんの変哲も無いただの無人駅なんですが下り線ホームがなんと81m下にある新清水トンネル内にあるという凄まじさ。
下り線ホームから地上まで上がるには長さにして338mの462段の階段を上り、そのあとは143mの連絡通路、さらに24段の階段を上りやっとたどり着くという代物。ついたあだ名は「日本一のモグラ駅」最近は何かと取り上げられることも多く徐々にその知名度を上げている。気がする。
という駅に、何とこの土合駅が最寄りの谷川岳の山開きに合わせて毎年運転されている「臨時快速 谷川岳山開き号」に乗車して行こうと誘われたので行くことに。
野郎ども4人の夜行列車の小旅行が始まりました。
車両は大宮車両センター所属の185系200番台の6両。イマドキ波動輸送の顔になってきましたね185系。
途中幾つかの駅に止まるのですが高崎駅で30分程度の長時間停車、また水上駅でも30〜40分程度の長時間停車(客扱いなしの運転停車)があります。
ということなので深夜1時過ぎの寝静まった誰もいない高崎駅を撮るチャンス!ということで何枚か。
185系とはいえステンレスの切り抜き文字が風格を感じますよね〜〜何言ってるかわからない人は別にいいですよ〜
その後先ほども言ったように水上駅で運転停車。こんな草木も眠るような時間の水上駅の姿を見れるのは夜行列車ならではですよね。
そうこうしているうちに3時10分に土合駅着。とんでもない時間に来た初めての土合駅。こんな時間にこんなすごい駅に来れるなんて、なんかロマン感じないですか!?感じない!?
ちなみに7月になったという時期なのに半袖パーカーの僕はとてつもなく寒かったです。肌寒いとかじゃなく寒かったです。
そして動画を回しながらちんたら地上の上りホームに上がりこの快速山開き号の折り返し回送列車を撮影。その頃にはすっかり日も上がってきました。
駅の近くにはこんなダイナミックな滝までありまさに登山口といった風格。とんでもねえとこに来ちまったなあ。
さてお待ちかね。土合駅の下り線ホームの写真を見ていきましょう!
このひたすらに孤独を感じるホーム。
この階段の無機質さ。そして絶望さえ感じるこの段数。
もう完全にディストピアな雰囲気満載。
ちなみに2000年には関東の駅百選にも選ばれています。
階段の左側のスペースはエスカレーターの設置のためのスペースなのだが、今のところ設置予定はないらしい。
462段の階段を上った先にある連絡通路も使い古された感満載でまた風情。
トンネル内の下りホームから越後湯沢方を望んでもひたすらに真っ暗。あるのは信号機の青い光のみ。まさにモグラ。
いかがでしたでしょうか。土合駅。特徴的な下りホームだけでなく駅全体がちょっと非日常的な雰囲気を醸し出す駅ですので、ぜひ、みなさんなんか機会があったら行ってみることをオススメしますよ!
やっぱり雰囲気とか空気感って行ってみなきゃわからないものですからね!
ちなみに、
この日の様子は同行した鉄道YouTuberのスーツくんがちゃっかり映像でまとめてくれてるんでこの記事を読んだに見ると「ああ土合駅のここはこうなってるんだ〜」ってなって一層わかると思うので気になった人はぜひ見てみるといいですよ♪
それではまた。
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