新装!鉄道博物館探検記 -クリスマスに何してんだ-

こんにちは。冬休みですね。来年春からの展望が全くありません。写真家になりたい。

どうも東條です。


さて、昨年(2017年)開館10周年を迎えた埼玉県は大宮にある鉄道博物館。

早いものですね〜〜 ついこの前開館して小学校サボって行ったと思ったらもう10年ですか。

ということでぼちぼち展示の入れ替えやブースの新設などを行っていた鉄道博物館でしたが今年の夏ついに大規模工事を終えて大幅リニューアルオープンしたのは記憶に新しいと思います。

で、前々から行きたいな〜とは思いつつなかなかタイミングが合わず行けてなかったんですが、この度ひょんなことから鉄道博物館(大成)駅が定期券内の友達と、しかもクリスマスに、行っちゃえそうな流れになったので…

行ってきちゃいました。

クソオタクなので本当にいつぶりかというくらいに珍しくクリスマスに予定ができて子供のようにはしゃいだので、ぼちぼち語っていこうと思います。

ちなみに新館の案内的なものは全くと言っていいくらいないです。「鉄博たのしかった〜〜」ってだけの記事です。


閑話休題。


ということで連れの友達(オタクだけど非鉄)が定期券内だというのに「来たことがない」というのでじゃあもうせっかくだから全部回っちゃえ!ってノリに。

個人的にハニフ1のプロジェクションマッピングが見たくってまずそれから。


見とれてたら動画中途半端になっちゃいました。これすごいですよね、日本の鉄道線の電車のご先祖様のハニフ1にようやくスポットが浴びせられたようで、ちょっと感動。

「最後の消えるときの音、ボカロ曲でありそう」って友達の声が入ってますね。

そういう風に言われるとそうとしか聞こえなくなるじゃねえか。

最後車番の「ハニフ1」というのが光る演出もまたカッコイイですよねこれ。次はもっとちゃんと撮ろう。

それからちょっと転車台に向かって歩いていたらちょっとざわついている。これはもしや。


回ってた。

機関士役のおっちゃん、ずっと手振ってるの大変そうですよね。右手と左手、交代でやってるところがちょっとかわいかったです。

あーあ、僕もここの学芸員になって転車台の真ん中立ってテキトーなこと言いてえなあ。


それからまたしばらくウロウロ。旧形国電40系のクモハ40074号車へ。

旧国のこの今の車両にはない暖かな雰囲気の車内。友達もこのとき言ってましたけど木目調の車内ってなんかいいですよね。阪急とか、メトロ銀座線1000系の特別仕様車とか、ああいうの増えないっすかね。


あとこのクモハ40074、外からちゃんと綺麗に撮れたんですね。今ググってから気がつきました。


と、車内から降りると何やら見覚えのある駅名が。。


づ、づみのやちお…!

何と私の通う学校の最寄りじゃないですか、まさかこんな形で登校してしまうとは…いやはや。

てか御茶ノ水駅だったんですねこれ。10年経ってやっと気がつきました。

あとおちゃのみ「ず」じゃなくて「づ」なんですね。ひらがな駅名フォントは頑張ったんだから英字フォントも頑張って欲しかったな…(美術学生並みの感想)


続いてキハ41300形 キハ41307号

こいつ、なんとリニューアルで映像で車窓が流れるようになったらしくて、見てたらちょっと三半規管がおかしくなりそうになりました。ちなみにその写真はないです。


それにしてもこのエンジンすごいですね。調べたところGMF13型エンジンっていうらしいですが、近年のエンジンなんかよりずっと配線なんかがごちゃごちゃしててかっこいいっすね。赤い配線がこういい感じのアクセントになってて。こういうのいいですよね〜


続いてEF55 我らがムーミン

小学校のときはよく彼が牽くイベント列車の写真を見かけたものですが、こうして博物館入りしてからもう3年近く経ったんですよね。時間が経つのが早い早い。

まあムーミンの愛称で長年親しまれて来ましたけど今回連れてきた非鉄の友達、これを見るや「ムーミンというよりカバオくんっぽいね」と言っておりました。


言われてみるとカバオくんだけど、こいつが活躍してた時代におそらくカバオくんというキャラはいなかった…


大戦時についた機銃掃射の傷が見たかったんですが見つけられませんでしたとさ。(というか見られるのか?)


そしてチンタラチンタラ歩いてやっとこさメインへ。

こいつら見ずして鉄博は語れないですよね!

自分ら世代にも馴染みのある車両といえばやっぱりこいつら!

国鉄色を身にまとった485系ボンネットに455系、そして181系。

その傍らには今や風前の灯となったED75も。やっぱり国鉄形といえばこいつらですよ。そりゃ友達そっちのけでかっこいいかっこいい言っちゃいますよね。連れがオタクでよかったですよ。


このエリアにくると本当生まれた時代を間違えたなってつくづく思いますね。

願わくばこの光景は博物館ではなくリアルで体験したかったですね。


ちなみに自分がウハウハ言ってる中友達はクモハ455-1の連結器が「カラスみたい」だとか、ED75のハンドスコッチ受けとハンドスコッチが「靴置き場みたい」だとか、ATS-P車上子は「車両の床下で暮らさなければならない時に使う机」だとかほっておくとどんどん新たな発見をしやがってました。(車両の床下で暮らさなければならない時ってなんだ)

ナハネフ22には小さなクリスマスツリーが…

こういう学芸員さんの遊び心がいちいちかわいくて楽しいですよね。


さらにEF58の運転台にも。

ドチャクソ狭くて運転席に座る気にはなれませんでした。

ゴハチ運転するにはこの窮屈な運転席に座らなきゃいけないと考えると彼を転がし続けた機関士さんには頭が上がりませんね。

そしてちょっと進んで懐かしの交通博物館の顔、0系 21-25カットモデルへ。

友達はこれを見るや「この形の新幹線って先頭部分のところすごいぷにぷにしてそうだよね」とかなんとか言ってました。ちなみにFRP製の0系前頭部はカチカチのゴチンゴチンです。


とまあ写真を撮ったもの以外にも結構くまなくいろいろ見て回ったんですが私はここで重大なことに気がつきます。

そう、

リニューアルしたから行きたいと言ったのにもかかわらずリニューアル一番の目玉である新館に1歩たりとも行っていないということに。

時間はすでに13時。急いでお弁当を買って電車の中で食べました。

ちなみにお昼の駅弁はうにごはんでした。

贅沢だ?これしか残ってなかったんだよ。

ちなみに偏食な友達のお昼の駅弁はチキン弁当でした。(これしかなかった)

昼過ぎると駅弁の数が異常に減りますね。以後気をつけます。


さて気を取り直して今度こそ新館へ。夢にまで見た彼を見に…



おぉぉ〜〜〜〜〜〜!



よき!!!


思考が完全に停止した感想申し訳ないんですが400系のこの旧塗装めっちゃ好きなんすよね。ただのシルバーじゃなくてちょっと緑がかったようなシルバー、すごく渋くていいっすよね。

その緑がかったシルバーを意識してRAW現像するくらいには好きですね。


寛大なオタクはこれをアヒャアヒャ言って撮る僕を待っていてくれました。何をさせているんだ。



まあそのまま引き返すのもアレなので、上にある歴史ゾーンをじっくり見ることに。

海外から車両を輸入していた時についた銘板たち。海外の製造銘板ってゴツゴツしててかっこいいっすよね。ただこの展示方法ちょっと反射がきつくて撮りにくいな…



懐かしの駅弁の売り子の格好。ちなみにこの手は「帽子のここ、眉間にシワ寄ってんね!この辺!ほら眉間!」とか友達がやってる手。彼女曰くこの指の形は「眉間にしわが寄った時のジェスチャー」だそうですが言って5秒でダセえと言って発言を撤回してました。なら言うな。

こういう駅の屋根からぶら下がってる乗車目標のプレート、旅情が掻き立てられてものすごい好きでしたね。特にターミナルなんかだといろんな方面の特急のプレートがぶら下がっていて「す、すげえ!ここからこんなとこまで行く列車が走ってるんだ!」って子供ながらに感動した記憶ありますよね。

ちょっと前の上野駅地上ホームもこんな状態でしたが、今は見る影もありませんね。ちょっと悲しい。


緑色がかわいいシリーズ。

上のポスター、左下の太陽の塔くんの右腕が見切れてるのもうちょいなんとかならんかったんすかね。額縁で隠れてるだけなのか……? ちょっと痛そう。

みどりの窓口はこのロゴのフォントがかわいいですよね。特に「みどり」の部分。こういうちょっとかわいいクセのあるひらがなフォントってあんまりないんで、欲しいです。


展示のラストにこれがスポットライトを浴びて鎮座しているのはなかなか感動しましたね。思わず「おぉ〜」と言っちゃうような歴史ゾーンの展示でした。夢中になって見てしまい写真撮りそびれたせいでここでは本当ごくごく一部しか触れてないので、皆さんもぜひここは足を運んでみて欲しいですね。鉄道の歴史がオタクじゃなくてもわかりやすく面白く学べますよ。


そんなこんなで本当にじっくりゆっくり見て回ってたら(その割に写真はない)閉館時間まで1時間と少しくらいになってしまい、じゃあせっかくだしジオラマでもみていくかーってことになり見ることに。

ただ私はナメていた。ジオラマもリニューアルされていることは知っていたが、中までは知らなかった。どうせ大して変わってないのだろう。ただの子供だましだろう。そう高を括っていた……


ヤバくなっていた。


昔はガラス張りだったのが何処へやら。ガラスのガの字すらなく、めちゃくちゃオープンになっていました。おかげで映像も撮りやすい上に近寄って見れるため臨場感もあり、さらにガラスがないゆえの開放感からか、全体的にジオラマが広く見えたような気がしました。ガラス取っ払ったのはナイスですね。オタクポイント高い。


で結局その流れでこの日最終の解説プログラムも見てしまい、すっかり閉館まで1時間を切っていました。

最後に「倉庫みてえなとこあるから行こうぜ!」とコレクションギャラリーをしばらく見た後にお土産コーナーでサクッと物色するだけして何も買わずにおひらきになりました。


-まとめ-

ひっさびさの鉄博でしたがめちゃくちゃに楽しかったです。こんなオタクに連行されてくれた友達には感謝です。というか終始自分だけ楽しんでた節がありましたね。大変申し訳ございません。

また本来休館日である火曜日が今年はクリスマスともあり臨時営業だったためか、お客さんもかなり少なくゆったりと見学できたのもまたよかったんじゃないかな〜とか思ってます。

ともかくリニューアルで大幅にまた楽しい博物館に変貌してたので「鉄博はもう飽きちゃったんだよね〜」みたいな人でも十分新鮮で面白いと思いますよ!ぜひ!

あとオタクの皆様、ぜひ身近にいるオタクに理解のある非鉄とかも連れて行ってみてください。新たな発見があったりするかもしれませんよ。


-おまけ-

てっぱくで見かけたウケたもの写真


ラッチの扉を開かないようにする手段突っ張り棒なのかよ。
ゴミを捨ててはいけないゴミ箱


つり革シャンデリア

つり革シャンデリアは普通にめっちゃよくないですか?

俺これ卒制でやりたいわ。


それではまた。

徒歩40分 -40minutes walk-

バカ関東鉄のクソホームページへようこそ。

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