写真のお話。-コントラスト・階調編-

春休みが始まり、まあいろいろやらなきゃいけないのですが、案の定ゴロゴロして1日が終わり続けてる畜生、ともてつです。どうも。


久々の更新、なんかちょっとオタク特有の語りたくなるやつが発症したのでちょっと持論をおしゃべりしようと思います。


それも写真のお話。コントラスト・階調編とか言ってますが続くかはわかりません。僕のモチベーション次第です。これは続かねえな。


閑話休題。


さて今回は電車の写真の話ではなく写真そのものに対して自分なりに思ってることをだらだらと書き連ねますよ。


近頃はRAW現像と言って、JPEG画像になる前の画像の「データ」をカメラで撮って、それを後ほど編集できるようになりました。

そのRAW現像をするときはいろいろ気にしたりしないといけないことがあったりなかったりするんですが今回取り上げるのは「コントラスト」と「階調」

これが現像するときにいろいろ維持しながらやるのが難しいのですよ。


まず「コントラスト」「階調」ってなんだろうってトコから始まるんですが、コントラストとは、ズバリ明暗差です。写真の暗い所と明るいところの色の明るさの差が大きいと「コントラストが高い」逆に差がないと「コントラストが低い」と言われます。

これがほぼほぼ撮って出しの比較的コントラストが低い写真

これがコントラストを上げて、ハイライトを低めに設定した写真。

ハイライトというものを低くすると光で白飛びした部分が若干ですが色が戻ります。

その現象を利用して煌びやかな都会の灯りの色を出してみています。


これを見てくれれば一目瞭然かと思いますが、コントラストをあげるとメリハリが出て色も発色するのがわかると思います。

写真の色を出す方法はいろいろありますが、このコントラストをとりあえず上げて発色するのが一番自然な色を出すのにはちょうどいいかな、と思います。僕は。。


で、次に階調の話。

階調ってなんぞやってとこなんですが簡単に言えば「グラデーション」です。

この階調が豊かであればあるほどグラデーションがきれいに出ているということ。

逆に階調が不足しているということはグラデーションが無くなっている、ということになります。

これと関わってくるのが白飛びと黒潰れ。白飛びか黒潰れ、どちらか一方に傾くと階調が失われる、というわけなのですが。


これがかなりやりすぎ感漂いますがRAW現像で再現した白飛び写真。

これが同じくRAW現像で再現した黒潰れ写真。(ホワイトバランスが青っぽいのはわたしの好みの発色なんでそこはツッコマないで)


白飛びの方は電車の床下機器はくっきりきれいに写っていますが、太陽が当たっている電車の顔や雪のところのハイライト部分が白く飛んでしまっています。

また色も淡い色になってますね。

逆に黒つぶれ写真はハイライト部分はちゃんと発色しているものの、床下機器や影が落ちている部分はほぼ見えません。

黒潰れも、白飛びも、絶対悪というわけではないんです。黒潰れ、白飛びを生かした撮り方と言うものもあるのですが、

このような電車の編成写真、となるとなるべくニュートラル、でも発色はさせる。みたいなせめぎ合いが始まるんですね。


階調が豊かだと確かに見たまま、きれいに色が再現されるのですが、逆にメリハリがなく。メリハリを出すためにコントラストを上げて、シャドウを下げて、ハイライトを飛ばすと今度は階調が失われて色がなくなってしまうところが出てくる。


こればっかりは被写体によるのですが、僕はどんな被写体でも、なるべく階調は残しつつ、けれどメリハリが効いて発色がちゃんとしている、という写真になるようにRAW現像しております。


最後に上の電車の写真の完成写真と、最近黒潰れで現像をせめぎ合った写真を垂れ流して終わろうと思います。。


Nikon D5300

ISO100 150mm F2.8 1/3200


コントラストを上げても床下機器が見える程度に、かつハイライトをちょっと下げて白飛びしてるところをなくしたギリギリのラインで現像した写真ですが、ちょっと露出不足になってるかも。



Nikon D5300

ISO100 18mm F3.5 1/80


夕暮れの空の色を出したいのでコントラストは強めに、でも手前の人がわかるくらいには階調を残して、さらにハイライトは落として空の青とオレンジ色の間の色を出し、といろいろなところに気を遣ってしまった写真。

本当はもうちょっと手前の人を目立たせるためにコントラストを弱めるか、ハイライトか露光量を上げたかったんですが、前者をやると発色が弱まりメリハリが失われ、逆に後者をやると空が白飛びしてしまうという中でここに落ち着いたというか、ここで妥協したに近いですね。


HDR(ハイダイナミックレンジ:手前の人に露出があってる写真と空に露出があってる写真を合成する機能。iPhoneとかにある)とかができるようになれば楽チンなんでしょうが、RAW現像でなるべくのことはやってみたいですよね。


まあなんというか、RAW現像は楽しいからみんなLightroom Classic買おう!ということでした。

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